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wave a dead chicken無駄だとわかっているが・・

今を楽しめシィーズ ザ デイ【seize the day】




今を楽しめシィーズ ザ デイ【seize the day】





  • オリジナル原稿は2020年8月25日作成。



“seize the day”、発音的には「シィーズ ザ デイ」という感じで「今を楽しめ」。

ラテン語の“carpe diem”(UK:kɑː.peɪˈdiː.em, US:kɑːr.pəi ˈdiː.em)も同じ意味で「将来を心配するよりも今を楽しめ」という意味があり、英語ではないものの結構使われているようです。発音は「カルペイディエム」という感じ。

“seize the day”といえば、思い出すのがロビン・ウィリアムズ主演で1986年にテレビ放映されたソール・ベロー原作をベースにした”seize the day”(原題)、「ミッドナイト・ニューヨーカー」(邦題)のほうではなくて、同じロビン・ウィリアムズ主演の1989年の”Dead Poets Society”(原題)、「今を生きる」(邦題)ほう。この二つの映画、何か真逆の意味合いで使われているよう。最初のは観ていませんが。

そもそも最初の”seize the day”(原題)のほうは調べてた時にたまたま見つけただけで知らなかった。もう一方はアカデミー主演男優賞ノミネートなどなどされ、脚本賞を取ったくらいなので日本でもかなり有名な部類の映画で邦題が「今を生きる」。原題とは全く違うが。しかし、ふと思い出した。この映画の内容を考えたら、もしかしたらこのセリフを言っているのではないかと。それでちょっと観てみた。

観てみると同じセリフがあった。

“carpe diem”って何か知ってるか?と問う教師役のロビン・ウィリアムズ。すると生徒が”seize the day”と答えるシーン。

ちなみにこの“Dead Poets Society”(原題)は、既に没した詩人の作品を読むサークルをこの学校で結成した、という話からきているらしい。詳しくは映画を観て欲しい。

しかし、この「今を楽しめ」って言葉はあくまで日本語訳だ。なので、英語の説明を色々調べてみた。

“seize the day”の意味

将来まで待たずに機会があるならやりたいことをやりなさい。


将来を心配せず今できることをやれるように機会を掴みなさい。


今を最大限生かしなさい。


今を楽しみなさい

だいたいこのような感じで意味を集約できるようです。なので、「今を楽しめ」とただ訳すだけだと、勘違いして「単に享楽的に楽しめばいい」とか「今遊び呆けろ」みたいな感じにもとる人がいるかもしれませんが、むしろ「将来を心配し過ぎずチャンスを最大限に生かせ!」と言っている感じです。

ただ、英語ネイティブの会話を見ていると実際の使用はもっと軽い意味で使われていて、例えば、いつも部屋でゴロ寝している友人なんかを見て「寝てばかりで時間を無駄にしないで出かけようぜ」的な意味合いで使われているようです。一説によると下記の語源のところにも書きましたが“carpe”が英語の”pluck”という意味合いで、それは”fruit picking”「果物狩り」にもつながり、しいては「その日を楽しめ」と連想させるよう。

類義語等

pluck the day


enjoy the day


live for the day


live for today


take no thought for tomorrow


take no thought for the morrow *morrow=「明日、翌日、(事件などの)直後」


seize the present day


you only live once 「人生は一度っきり」


make the most of today 「今日を最大限に生かせ」


make the most of the present moment


do the things you want to do when there is the chance.

語源

上でも述べましたが、そもそもはラテン語の“carpe diem”が由来で、この“carpe”が英語で言うところの”pluck”「摘む、引き抜く」だそうです。そしてこのセリフを最初に書いたのがローマの叙情詩人(じょじょうしじん)”Roman lyricist”の”Horace”「ホレス」だとか。この人の正式名称は”Quintus Horatius Flaccus”。 英語の”seize the day”が誕生したのは1700年代の中頃とも1800年代とも色々と説があるようです。さらに詳しくは各自で調べてみてください。

例文

The instruction of the book of life encapsulates the seize-the-day spirit.「その人生の指南書は”その日を楽しめ精神”を含有している」

Don’t suffer such a dogma, and seize the day! 「このような独善的な考えに我慢する必要はない、今を楽しめ!」

Don’t waste your time! Carpe diem!「自分の時間を無駄にするな!今を生きろ!」

コメント

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