参考までに"box"にはよく知られている「箱」という意味の他にボクシングでいうところの「殴る、ボクシングをする、拳で殴る」や「ボックス席:一般席から分けられ隔てられた特別席」などがある。ボクシングというカタカナの一塊りで普通は覚えているはずなので、この意味はあっそうだった!と思うような人もいるかもしれないし、ボックス席も言われてみればと思う人もいるかもしれない。
しかしそれ以上に覚えていないと忘れる意味合いもある。例えば「テレビ(the box)、コンピューター、窮地、取り囲む」等々他にもいくつかある。
面白い表現では「スポーツの際に急所を守る硬いプラスチックを"box"」という表現をしたり、最近ではだいぶ少なくなってきましたが「電話ボックス」を"phone box", 裁判所で使われる「陪審席」を"a jury box" と言います。
また意外なところでは住宅の壁などの代わりに置いてある「常緑樹のツゲ材」を"box" 或いは"boxwood"と言います。この場合多分状況によるんでしょうが、場面によっては"box"だけ言っても何の"box" かわからないと推測します。
この他にも「小さく線を四角く引いた箇所」も"box"と言います。
例えば、If you put a check in the box for this offer,.....
また動詞としての働きは上記の他にも「箱の中に何かを置く」ことを"box"と言います。言い換えると"to put something in a box".
*"box"は四角である必要はなく長方形の箱型もこれに含まれる。
元の話に戻ると"think outside the box"の"outside the box" は読んで字の如く「箱の外側」なので、そのまま覚えておけばいいとわかります。
慣用句的表現としては「ビンタを食らわす」の意味の"box someone's ears" や"box something/someone in"の「誰か/何かを閉じ込める、動きを邪魔する、何かを厳しくあるいはキツく近づけそこから身動きが取れないようにする事」
例えば、When I got back to my bike from shopping, I found it had been boxed in by a lot of shopping carts.
調べたところ"think outside the box"を中国語の成語で表現すると「独辟蹊径:dú pì xī jìng」という表現があるようです。このうちの「蹊径:xī jìng」の部分が「問題を解決するための新しい方法、やり方」という意味があり、「辟」には「開拓する、切り開く」と言う意味があるようです。
つまり「独辟蹊径:dú pì xī jìng」とは「独りで問題を解決するために新しい道を切り開く」となる。
コメント
コメントを投稿